読書熱

子供の事やまだ学生だった時分、物語に夢中になり一昼夜かけて1冊読破する、なんていうことはそう珍しいことではなかった。けれども最近の私ときたら一気読みするのはもっぱら漫画ばかりで、われながら呆れてしまう。漫画以外でも読む本は大概が物語以外の読み物(評論だったりエッセイだったり自伝だったり)で、どれも楽しく読めはするものの、アノ頃のように食事の時間が惜しくなるほど熱中するまでの快楽は得られない。

しかしここ最近になって「中学生スピリットよ、今一度!」とばかりに読書熱が爆発。
とにかく「物語」がよみたくてたまらない。本屋の棚を片っ端から読んで読んで読み上げたいくらいに気持ちがたかぶっている。ページをめくる指が止まらない。
嗚呼、楽しいったらありゃしない。今だって3日の日記書いてるくせにもう早朝5時だし。寝ろよ。大好きなビールも眠くなるから飲まない飲まない。
とにかく先へ先へと物語を読み進める。この愉しさの懐かしさを味わいながら、ではまた本を開こう。